【人生の転機】

人生初の腎生検(痛くはなかった)

皆さんこんにちは!

今日はIgA腎生検の様子についてお伝えしたいと思います。

腎生検前の状況

前回の検査から約1月後。

再度尿検査結果】

蛋白3+、尿潜血3+ 赤血球50-99/HPF 糸球体RBC検出 

引き続き蛋白と尿潜血が引っかかり、糸球体RBCも初めて引っかかる。

糸球体RBCが検出されると、腎炎の可能性が高いとのこと。

身体は全然元気なのですが、自分の体内から何かが漏れ出てしまっていると思うと、どうも気持ち悪さがあります。

一体、私の体の中で何が起こっているのか・・・。

それを明らかにしてくれるのが、腎生検です。

腎生検って何だ?

生検とは

生検とは、組織の一部を採取し、顕微鏡で調べる検査のことです。

腎生検の目的は、まず正確な組織診断をすることです。IgA腎症であることを確定診断するために行うそうです。

また、適切な治療法を決定するためや、その後の病状がどのように進行するかの見通しをするためにも行われます。

腎生検とは

腎生検は、直接針をさして腎臓の組織を採取することです。うつぶせに寝ている状態で、超音波で腎臓の位置を確認し、局部麻酔をしたあとに背中から針をさします。

針を刺すことによって、腎臓の組織を採取してくるそうです。

採取の時間は15分から20分ほど。採取後には15分間圧迫して止血します。

腎生検の後は半日〜1日の間、ベッド上での安静が必要です。起き上がったりすることはできません。

腎生検のメリット

そして、腎臓の組織を顕微鏡などで詳しく調べることにより、正確な診断を行うことができます。

また、病気の勢いや進行度を知ることによって、個々の患者さんの病態に適合した治療法を選択することができます。

【参考文献】よくわかる最新医学 腎臓病の最新治療(主婦の友社)

入院スタート

そしてようやく腎生検の日がやってきました。偶然にも、自分の誕生日の前日に腎生検をすることになったのでした。当然誕生日はベッドの上で迎えることに。

うしゃろん
うしゃろん
なんてこった!

腎生検査の前日から入院になりました。全部で1週間の入院とのこと。

入院するなり、静脈血栓塞栓症予防の説明、腎生検同意書、輸血同意書・・・。ありとあらゆる書類にサインをする^^;

その日は動画を見たり漫画を見たりしてヨユー♪(´ε` )と過ごしていました。比較的穏やかに過ごせていたと思います。

腎生検当日

そして腎生検の当日。

数時間前から看護師さんに尿カテを身体に通され、点滴が始まる。ああ、いよいよか。

担架でガラガラと運ばれながら…、

うしゃろん
うしゃろん
背中から針を刺すってことは…、

全裸になるのかな?!(゚∀゚;) 

何かと妄想癖な私は、当時はどうでもいいことを心配していたものです。

背中から針刺しても、表裏ひっくり返されたりするのかな??

え、てことは丸見えになるのかな??

 

ひいいいいい!!恥ずかしいwwww!!!!!

 

…今思えば、本当にしょうもないですが、20代だったので看護師さんに尿カテ入れられるだけでも恥ずかしかったものです。

大丈夫です。全裸になりません

上半身は裸ですが、常にうつ伏せ状態で、下半身は何か被せてもらっていたと思います。

ひっくり返されることもありませんのでご安心を^^;

いざ、手術室へ

処置室には、3人くらいの医師の方がいて、モニターを見ながら何やら話しながら背中を機械でまさぐりました。超音波で腎臓の場所を探しているのでしょうか。

そのうちに背中から麻酔の注射を打たれました。

水を飲みたくなったりドキドキしてしまったり、緊張がMAXに達しました。

 

先生
先生
では針を刺しますよ〜

 

次の瞬間、

 

大きな音がします!この音が出た時に組織を採取したとのこと。この操作が2、3回くらい続きました。

麻酔をしているので痛くもなんともないのですが、とにかく音が大きくてそれにびっくりしてしまいます。

 

背中で起きていることなので状況もよくわからず。

最後のバチン!が終わったあと、医師の先生が思いっきり全体重を背中にかけてきた!!!

 

結構大柄な男の先生で、80kgはありそうな先生です。

そんな先生が全身全霊で体重をかけてくるから、身体が真っ二つに割れるかと

折れる!!折れる!!先生!!

この止血が重要みたいで、止血が甘いと大変危険なようです・・・。

 

ギュウギュウに押しつぶされ、ひからびた状態で担架で入院部屋に運ばれると、心配そうな顔をした母が待っていました。

ただいま~と一言二言話すと、急に猛烈な睡魔が。

安心したせいなのか、薬に眠りの何かが入っていたのか。

そこから思いっきり爆睡してしまうのでした。

こうしてひとまずは無事腎生検を終えることができたのでした。