皆さんこんにちは!今年はあちこちで雪が降っていますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
今日は徴収法について書きたいと思います。
徴収法の特徴
徴収法は、他の科目と比べると少し異質です。
①出題形式
まず、出題形式です。
徴収法は選択式問題がありません。
そのかわり、労災と雇用の択一式からそれぞれ3問ずつ出題されます。
他の科目に比べると問題数が少ないです。
また、テキストも他の科目に比べて薄いため、覚える量は少ない方かもしれません。
②数字が多い
次に、数字が多いという点です。
徴収法では、概算保険料や確定保険料の計算などにおいて、「いつまでにどのくらいの額を払うか」といったように数字が多い印象があります。
もしかしたら、人事労務の実務経験がある人は馴染みがあるかもしれませんが、そうではない方にとってはイメージがつきにくいかもしれません。(私がそうでした)
徴収法は得点源になる?
徴収法は得点源になりますよ、とよく言われています。
この問いについては、「しっかりインプットできていれば必ず得点源になる」というのが私の見解です。
先ほども申し上げましたが、徴収法の特徴は出題数が少なく、数字が多めです。
逆に言うと、薄いテキストだからこそ、数字も含めてマスターできれば強い味方になります。
当てずっぽうで当てようとしても正解できませんが、ピタッと自分の中に型にはめることができれば自信を持って解けるようになります。
私の失敗談
私は2年目で合格しているのですが、1年目の時は徴収法が不完全だったため爆死しました。
理解したつもりになっていて、実際は知識が定着していなかったのです。
1月に徴収法を学んだ後の実力テストはそこそこできたので「私は徴収法ができるようになったんだ!」と勘違いして放置してしまったのです。
5月ごろに久しぶりに解いたところ、全くというくらい記憶に残っておらず、泣きながら問題を解いた覚えがあります^^;
リカバリーするのに時間がかかりました。
また、本試験日に試験会場に向かう電車の中で、何気なく徴収法のテキストを開いたところ、「概算と確定のどっちが何だっけ」と大混乱を起こしてしまい、パニック気味になりました。
本試験までに徴収法は多少勉強していたものの、結局忘れてしまい知識の定着が不完全だったのです。
結果、計算問題で混乱を起こし、その年の徴収法は4/6点でした。
点数だけ見ているとまあまあかもしれませんが、今思えば、できるはずの計算問題を落としてしまったことが合否を分けました。
「ちゃんと徴収法をモノにしていれば・・・」と、ものすごく後悔しました。
徴収法の対策法
それでは徴収法は具体的にどのように対策すれば良いのでしょうか。
答えは、何度も過去問を繰り返す&計算問題をとにかくこなすに限ると思います。
①過去問をとにかくこなす
何度も同じ過去問を繰り返すというよりは、毎日3問だけでも触れてほしいです。
テキストを眺めるだけでは、わかった気になってしまうので、どんどん手を動かしましょう。
毎日徴収法に触れることで記憶がアップデートされ、
労働保険料に加え、メリット制や事務組合の知識が頭に定着していきます。
結果、ド忘れということがなくなり、自信を持って解答できるようになります。
②計算問題に慣れる
私は、TACの計算問題事例セミナーが非常に役に立ちました。
こちらのオプション講座については後日また書きたいと思いますが、年金や徴収法に非常に有益な講座です。
令和3年度の本試験では、計算問題事例セミナーとよく似た形式の問題が出題されたので震えました。
少し解答に時間がかかってしまったのものの、「これは絶対に取れるところだから最後まで諦めないぞ」と強い気持ちで臨むことができました。
最近の徴収法の傾向は、オーソドックスな問題のみというよりは、事例めいた問題が入ってきているように思います。
時間をかければ解けるかもしれませんが、過去問で見たことがない問題が本試験に出てくると動揺してしまいます。
過去問を解くだけでは応用問題に太刀打ちが難しいので、上記のように毎日過去問を解いた上で、実践的な計算問題を解くことをおすすめします。
以上が徴収法です。
最近の労災保険は難易度が上がってきているので、徴収法をしっかり押さえておくことで足切りを避けることができます。
たくさん実践を積んで、徴収法と仲良くなりましょう!
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