【人生の転機】

入院中のお金のこと 〜高額療養費〜

皆さんこんにちは!

今日は入院中のお金のことについて書きたいと思います。

入院するにあたり心配だったこと

検査入院をするにあたり、心配なことはいろいろありましたが、一番心配だったことはお金のことでした。

ちょっとばかりは貯金していたものの、医療費がどのくらいかかるのか未知数だったからです。

そしてその後の治療も考えると、医療費が青天井になりそうだなと怯えていました。

私は奇跡的に大学生時代から保険に入っていました。学生時代は真剣に病気のことなど考えたことがなかったけど、保険に入っていて本当に良かったと思います。

もし治療費がかかってしまったとしても、貯金と保険でなんとかなりますように…と考えていました。

お世話になった制度

自分自身が病気になって入院するまで、医療費のことなんて考えたことはありませんでした。

言われるがままに医療費を払わなければならないし、病気になったら働くこともできないから、当然お給料ももらえない。

目の前が真っ暗になりました。

ですが、この病気を通していろいろな公的な制度を知り、ありがたみを知りました。

日本には様々な制度が整っています。

病気になったときは健康保険や介護保険、失業したときは雇用保険の求職者給付、業務中に負傷した場合は労災保険など、予期せぬことが起きても国に助けてもらえる部分があります。

実際、病気になって初めて知るものがほとんどでしたが、私も様々な制度に助けていただきました。

ありがたかった制度はいろいろありますが、今日は健康保険について少し紹介したいと思います。

腎生検入院の入院費

腎生検をすることになった時は、急を要していたので、可能な限り早い日程で入院予定を入れていただきました。

当時の1週間の入院のスケジュールと入院費です。

月末30日・31日(31日に腎生検) 34,200円
月初1日〜6日 61,440円
合計 95,640円

検査もあったので、やはり結構かかったなと思いつつ、10万円以内に収まっていて良かったな、と安堵して全額支払い。

このときは月を跨いで入院してしまい適用外だったのですが、もし同一月に入院を終えられていたら一つ恩恵がありました。

それが高額療養費です。

高額療養費制度

高額療養費は、健康保険の被保険者であれば受けられる保険給付の一つです。

会社で働いている人は、会社の健康保険組合、あるいは協会けんぽに加入されている方が多いと思います。

健康保険の被保険者であるからこそ、保険証を用いて医療費が3割負担となります。

そのほか、被保険者は様々な保険給付を受けられますが、その一つが「高額療養費」です。

高額療養費とは

医療費の家計負担が重くならないよう、医療機関や薬局の窓口で支払う医療費が1か月(歴月:1日から末日まで)で上限額を超えた場合、その超えた額を支給する「高額療養費制度」(こうがくりょうようひせいど)があります。

上限額は、年齢や所得に応じて定められており、
いくつかの条件を満たすことにより、負担を更に軽減するしくみも設けられています。

参考:厚生労働省ホームページ

https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/iryouhoken/juuyou/kougakuiryou/index.html

簡単に言うと、医療費が高額になった場合でも、年齢や所得に応じて、本人が支払う医療費の上限が定められており、一定額を超えた場合に、その超えた金額が支給される制度です。

所得によって高額療養費の自己負担の上限が決まりますが、所得が高い人ほど自己負担額も高くなります。

年齢と所得に応じた公式に当てはめて計算することになるのですが、私のケースでは以下の式に当てはめて上限額を計算します。

例)70歳未満、仮に年収400万円とした場合

80,100円+(療養に要した費用ー267,000円)×1%

今回、仮に同月に入院が完結したとします。その場合、窓口で支払った95,640円を当てはめます。

①まずは本来の医療費(=療養に要した費用)を計算します。

「3割負担で95,640円」だったので、10割負担だった際の費用を計算します。

療養に要した費用=95,640÷0.3=318,800

(318,800×0.3(3割負担)=95,640円)

②この318,800円を上の式に当てはめます。

80,100円+(318,800ー267,000)×1%=80,618円

これより、80,618円が自己負担の上限となり、それ以上は実質持ち出しがなくて済むということになります。

なので、窓口で支払った額が20万円だろうと30万円だろうと、

自己負担額は80,100円+αになり、そこまでびっくりする額にはならないと予想されます。

うしゃろん
うしゃろん
それは安心だ!

 

ただし、一個大事な条件があり、

高額療養費が適用されるには、同一月にかかる医療費であることが条件です。

実際、私は月を跨いで入院してしまっていたので、ギリギリ適用になりませんでした。

もし同一月に完了できていれば80,618円の負担で済んだところ、95,640円負担することとなりました。

なので、15,022円損してしまったということになります…。

あと2日、入院が後倒しになってさえいれば…。

 

急を要していたし、入院は自分で自由に日程を選べるものではないので仕方ないんですけどね。

ちなみに、この次の「扁桃腺摘出+ステロイドパルス入院」は、偶然にも月初から月末までまるまる1か月だったので、お財布には大変ありがたかったです。

高額になりがちな入院費。心配になることが多いです。

でも、健康保険の高額療養費という素晴らしい制度があるということを覚えておくと、少し心の安定につながるかもしれません。