皆さんこんにちは!
今日は、腎生検後の医師からの結果説明について書きたいと思います。
Contents
腎生検の結果説明
前回のセカンドオピニオンを終えて、ここの病院で治療を進めることに決めました。
腎生検の検査入院が終わり1か月後に結果の説明がありました。
腎生検の結果、すぐにでも治療を始めた方が良い状態とのことのことでした。
検査をして、早く見つかって良かったかというと、決して早いタイミングとは言えないとのこと。先生が画像やらデータやら見せながら説明してくれました。
そして、今後の治療法「扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法」について詳しく説明をいただきました。
扁桃腺摘出+ステロイドパルス療法
IgA腎症は近年、扁桃摘出・ステロイドパルス併用療法により、早期の段階であれば経過が良好になるという報告があるとのこと。
扁桃腺って、口を開けた奥に見えるもので、風邪引くと腫れちゃう人がいるというあれです。
「腎臓が悪いのにどうして扁桃腺を取っちゃうの?」と思いますが、扁桃腺では腎臓に沈着するIgAがつくられていると考えられていて、この扁桃腺を除去することでIgA腎症の原因をそのものをなくしてしまうとのこと。
「卵よりニワトリを先に抑えてしまうことだよ」と先生はおっしゃっていました。
摘出後、大量のステロイド薬を投与し、その後ステロイド薬を内服していく「ステロイドパルス療法」を行います。
治療期間、方法は?
治療は扁桃腺摘出手術⇨ステロイドパルス(3クール)の流れになり、入院するとしたら合計1か月かかります。
扁桃腺摘出手術は耳鼻科入院で行います。全身麻酔で眠っているうちに1時間くらいであっという間に終わります。
扁桃腺を摘出し、回復を待って約1週間。
その後、3週間かけて大量のステロイド薬を点滴で投与。
メチルプレドニゾロン500mgを1回2~3時間、3日間点滴を行い、これを1週間毎に3回繰り返す。
ステロイド大量療法後のプレドニゾロン内服は連日投与、3回目のステロイド大量療法後2か月間は隔日でプレドニゾン内服を継続。
その後2か月毎にプレドニゾロンを5mgずつ減量。最終的には内服中止へと向かいます。
ステロイド薬の点滴自体は2~3時間で終わるものなので、入院せずに通院して点滴する人もいるとのこと。
注意すべき点
予後が良好とのことで少し安心しましたが、注意すべき点もあります。
ステロイドの副作用
ステロイド薬は副作用が多いことでよく知られています。緑内障や白内障、骨粗鬆症など、本当にありとあらゆる副作用があります。
これらのことをあらかじめ覚悟が必要でしょう。実際、私もそれなりに副作用を感じました。
扁桃腺摘手術による出血と痛み
身近な知り合いでも扁摘した方がいましたが、とにかく痛いのだそうです…!
実際、私もかなり怯えていました。
結論から言ってしまうと、我慢できる痛みでした。ただ、しばらくは出血や痛みがあることは頭に入れておくと良いかもしれません。
この日の検査結果の記録
尿検査結果
蛋白3+ 潜血3+ 赤血球50-99HPF 糸球体RBC
一通り説明を聞き終えて、3週間後から入院開始の予定となりました。